家を建てる前に勉強しておくと必ず役立つ3つのこと!

家を建てる前に勉強しておくと必ず役立つ3つのこと!

 

家について何の知識もないままに、家を建てることはとても危険なことです。
家づくりに失敗しないためにも、前もってしっかり勉強しておく必要があります。
ここでは家を建てる前に勉強しておくべきことを、いくつか紹介したいと思います。

 

 

家について勉強する

 

家について勉強するというと難しいと思うかもしれませんが、理想とする満足できるいい家を建てるために家について知ることは、とても大切です。

 

特に次のような点については、しっかり勉強しておくと必ず役立ちます。

 

  • 建築工法とメリットデメリット
  • 耐震性など家の性能
  • 保証やアフターサービス

 

建築工法と家の性能について

 

日本の建築工法にはいくつか種類があり、工法によって工期や費用も違ってきます。
また家の性能についてしっかり勉強することは、快適な家づくりに役立つでしょう。

 

主な建築工法とそのメリット・デメリット、性能の特徴についてを解説します。

 

木造軸組工法(在来工法)

木造軸組工法(在来工法)

 

日本では古くから伝わり今現在でも主流となっている建築工法です。
一般的には木造住宅と呼ばれています。
主に木材を使用し、柱や梁といった軸組(線材)で支える建築工法のため木造軸組工法といわれています。

 

メリット

・日本の伝統的な住宅建築工法である。
古くから伝わってきている建築工法のため、日本の気候風土に合った建物が確立されています。
そのため、地元地域に合った建物が期待できます。

 

・耐震性能も向上している。
過去には耐震性能の弱さがデメリットとされていたこともありましたが、最近では木造軸組工法であっても、耐震技術が進み、金物などと組み合わせることにより、耐震性能は飛躍的に高まっています。

 

・施工会社の選択肢が多い。
木造軸組工法の住宅施工会社(ハウスメーカー、工務店など)が多く、自分が理想とする家づくりをしてくれる施工会社をたくさんの選択肢の中から探すことができます。

 

・安く建てることが可能。
ローコスト住宅をウリにしている住宅施工会社も多いため、費用を抑えたい住宅建設に向いています。

 

・自由設計に向いている。
間取りの自由度が高いので、間取りにこだわりたい家を設計しやすく細かな要望にも対応しやすい工法です。

 

・増改築がしやすい。
リノベーション(リフォーム)が比較的容易なため、将来的な増改築も視野に入れられます。

 

デメリット

・大工の腕(技術)によって品質が左右される。
大工仕事による木材の加工が多いので、大工の腕(技術)によって品質が左右されます。
特に間取りの自由度が高いため、設計図に従ったクオリティーの高い完成度を実現できる大工(職人)のいる住宅施工会社を選ぶことができないと、後悔する家になってしまうことにも。

 

・材料の品質によって、家の完成度に大きく影響する。
品質の悪い安価な材料(木材)を使用した場合、家が建った新築からしばらくの間は問題がなくても、時が経つにつれて木材に歪みや伸縮、割れなどが生じることがあり家の内部から悪くなっていきます。

 

・相変わらず、手抜き工事をする住宅施工会社がいる。
手抜き工事は木造住宅に限ったことではありませんが、木造軸組工法の住宅施工会社が多い分、手抜き工事をする会社も少なからず存在することは事実です。

 

・シロアリ被害にあいやすい。
木材はシロアリに弱いので、シロアリ対策は定期的に行う必要があります。
新築時には、シロアリ対策は施されていますが、永久的に効果が継続するものではありません。
もし、シロアリ被害にあった場合にはシロアリ対策費用にシロアリ駆除費用が上乗せされることになります。

 

2×4(ツーバイフォー)工法

2×4(ツーバイフォー)工法

 

2×4(ツーバイフォー)工法は、アメリカ発祥の建築工法で、主に使用する木材の断面寸法が2インチ×4インチのため、ツーバイフォー工法と呼ばれています。
建築方法は、2×4木材で作られた枠に構造用合板を釘打ちします。
イメージとしては、家全体を壁で支えるという感じですから、「枠組み壁工法」とも呼ばれます。

 

メリット

・大工の技術(腕)に影響を受けにくい。
ツーバイフォー住宅の建設では、設計図に基づいてカットされた木造部材が作られ、それを組み立てていきます。
そのため、木造軸組工法のような大工による職人技に頼る部分が少なくなり、建設品質のバラツキが少なくなります。

 

・建物を壁で支えるため、地震に強い。
木造軸組工法は柱を筋交いで支えるのに対し、ツーバイフォー工法は柱を壁全体で支えることなるため、耐震性に優れています。
ただし、木造軸組工法であっても、現在は耐震技術が進んでいるため、比較論はできません。

 

・断熱効果が高い。
ツーバイフォー工法は、家を壁で支えるため、木造軸組工法に比べて隙間がほとんどなく必然的に気密度が高くなります。
そのため、断熱効果が高くなります。ツーバイフォー住宅は、高気密高断熱が特徴になっています。

 

・建設後期が比較的短い。
ツーバイフォー工法は、部材がほぼ規格化されているため、設計図が完成すると部材の作成が行われ現場で組み立てられます。
そのため、大工職人の手作業による部材加工が少なく済むので建設工事期間が木造軸組工法とくらべ短くなります。

 

デメリット

・間取りの自由度に制限される。
ツーバイフォー工法は、壁で家を支える構造となっているため、耐震性を維持するために計算された位置に壁が必要になります。
そのため、間取りの自由度が制限されることになります。

 

・リノベーション(リフォーム)が困難。
上記の間取りが制限されることと同様、リノベーション(リフォーム)の工事をする場合も、壁を工事することは基本的にできません。
つまり増改築のような比較的大掛かりな工事は難しいでしょう。

 

・シロアリ対策は必要。
ツーバイフォー工法の住宅であっても木造住宅ですから木造軸組工法と同様で、シロアリ対策を怠るとシロアリ被害にあいます。

 

鉄骨軸組工法

鉄骨軸組工法

 

鉄骨軸組工法とは、木造軸組工法の柱や梁、筋交いといった木材が使用された部分を鉄骨でまかなっている工法です。
大手ハウスメーカーのプレハブ住宅に代表される住宅です。

 

鉄骨軸組工法は、鉄骨を現場で組み立てていく建設もありますが、ここではプレハブ鉄骨造住宅について説明します。

※プレハブ住宅とは、工場で主要部分の生産が行われ現場で組み立てられる工業化住宅のこと。鉄骨軸組住宅のプレハブ鉄骨造住宅に代表されるが、木造住宅であっても工場で生産される家もあり、プレハブ木造住宅と呼ぶ。

 

メリット

・工場で一貫生産されるので、品質にバラツキがない。
家の構造体の主要部分は、ハウスメーカーの工場で生産されるので、品質や性能は同一のものが作られます。
また、材料は鉄ですから、木材のように材料の品質にバラツキがでるようなことはほとんどありません。

 

・耐震性が高く安心。
鉄骨造ですから、地震によって柱などが折れるようなことはよほどのことなない限り無いため安心です。

 

・シロアリ被害がほとんどない。
シロアリは木材に住み着き被害をもたらしますが、鉄骨造住宅の骨組みに木材は使っていないため、シロアリ被害はほとんどありません。
ただし、鉄骨軸組工法といっても、木材を使用している部分はゼロではありませんから、シロアリに対するチェックは定期的に行うことが望まれます。

 

・建設工期が比較的短い。
プレハブ鉄骨造住宅は、主要部分が工場で生産されるため、工場生産がされ現場に運ばれるとあっという間に家本体は建ちます。
内装工事などは現場で行われますが、現場での全体工事期間は、木造軸組工法に比べて短期間になります。

 

デメリット

・地盤改良が必要になる場合が多い。
軽量鉄骨を使用しているといっても、木材よりも重いため、地盤改良が必要になることが多くなります。
また、軟弱な地盤では地盤改良に多額の費用が必要になったり、鉄骨造住宅が建てられない土地もあります。

 

・クレーン車が入れない場所には建てられない場合がある。
プレハブ鉄骨造住宅は、工場で生産された部分を大型トラックで運び、クレーン車によって持ち上げられ組み立てられていきます。
そのため、大型トラックやクレーン車が入れないような土地には建設できない場合があります。

 

・木造住宅に比較してコスト高。
もし同じ大きさで同じ設備の家を木造住宅と鉄骨造住宅で比較した場合、鉄骨造住宅の方がコスト高になります。

 

・間取りが制限される。
鉄は木材よりも加工が難しいことと、工業化製品のため規格化されていることによって、自由度は木造住宅にくらべて低くなります。
また、骨組みに鉄骨を使用しているため、将来間取りを変更するようなイノベーション(リフォーム)はできないと考えておいた方がいいです。

 

鉄筋コンクリート工法(RC造)

鉄筋コンクリート工法(RC造)

 

鉄筋コンクリート工法は、RC造住宅に代表される建設工法です。
RCとはReinforced Concreteの略で、「補強されたコンクリート(鉄筋で補強されたコンクリート)」という意味です。
工事は、網目状に組まれた鉄筋の周りを型枠となる板材で囲み、そこにコンクリートを流し込んで壁や柱、床を作っていきます。

 

メリット

・頑丈な躯体である。
コンクリートで作られていますから、木造住宅と比べて強固で頑丈です。

 

・耐震性に優れている。
壁や床が6面のコンクリートで囲まれるモノコック構造になっているため強度が高く耐震性にも優れています。

 

・耐久性が高い。
コンクリートは木材に比較して劣化速度が遅いため、家自体の耐久性が高くなります。

 

・高気密・高断熱である。
基本的にコンクリートと窓(ドア含む)で構成された作りなので、隙間がないため高気密となり、コンクリートは温度の影響を受けにくいため高断熱となります。

 

・遮音性が高い
鉄筋コンクリート工法は高気密のうえ、コンクリートは音を遮断する特徴があるため遮音性が高くなります。

 

デメリット

・建築費用が高い。
RC造住宅は木造住宅に比較して建築費用が高くなります。

 

RC造は重い。
材料にコンクリートや鉄筋など重量があるものを使用するため、建物重量が大変に重くなります。
そのため、土地の地盤が強固でなくてはならず、地盤改良が必要になる場合が多くあります。

 

高断熱ではあるが冬は温まりにくい。
コンクリートは温まりにくく冷めにくいという性質があるため、冬場などに冷えた家が温まるには時間がかかります。
しかし、一度温まると冷えにくいというメリットもあります。

 

・リノベーション(リフォーム)が困難。
コンクリートの壁を壊すような工事をすることは基本的にできません。
増改築のような比較的大掛かりな工事は難しいでしょう。

 

・建設工期が比較的長くなる。
建設現場で鉄筋を組み、部分的にコンクリートを流してコンクリートが固まるのを待ち、部分的にコンクリートを流すという本体工事になるため、木造工法などに比べて建設工期が長くなります。

 

保証やアフターサービスについて

 

家は建てたら終わりではないので、保証やアフターサービスについてもきちんと把握しておくと安心です。
複数の業者を比較してチェックしてみると、わかりやすいでしょう。

 

大手ハウスメーカーなどでは、アフターサービスに力を入れている企業もあり、例えば24時間電話サポートを受け付けているメーカーもあります。

 

昨今、日本では地震や台風などの自然災害が大変多くなってきています。
いつなんどき、自分が暮らす地域にそのような災害がもたらされないとも限りません。

 

万が一のときや、家に何かがおきたときいつでもすぐさま相談できる連絡先があるのとないのとでは安心感がまったく違います。
ハウスメーカーや工務店のサポート体制を調べてチェックすることも、失敗しない家づくりのための勉強のひとつです。

資金計画について勉強する

家を建てるにあたり重要なのは、無理のない資金計画を立てることです。
そのためには次のような点を、勉強しておく必要があります。

 

  • 理想の家にいくらかかるか知る
  • 住宅以外にかかる費用を知る
  • 返済可能な住宅ローンの額を知る

 

まず基本的に、家を建てるのに必要な相場を知らなくては、お話になりません。
建築工法と金額を照らし合わして、どの建設業者を選べばいいのか考えましょう。

 

家を建てる前に勉強しておくと必ず役立つ3つのこと!

 

さらに住宅本体以外にも、土地代や引っ越し代などの必要経費がかかることを知っておかなければなりません。

 

無理のない返済をするために、住宅ローンについても勉強しておきましょう。

 

・・・と、資金計画で勉強しておくべきことを簡単に書きましたが、これらの勉強をすることは、かなり大変です。

 

しかし、それゆえに資金計画のことについてしっかりと勉強をした人と、そうしなかった人とでは、家が建ったあとにも大きな違いがでることが多々あります。

 

例えば、資金計画のことをしっかりと勉強して、最適な資金計画を練り予算オーバーしない理想の家をムリのない住宅ローンを組んで建てた暮らす人は、ゆとりある生活ができるでしょう。

 

かたや、資金計画のことをしっかり勉強しないで、曖昧な予算で住宅ローンの知識もなく業者にまかせてしまうような家づくりをしてしまうと、どんな立派な家が建ったとしても、住宅ローンの返済が大変でゆとりある生活ができないことになりかねません。

 

お金によほどの余裕がある方ならともかくかもしれませんが、資金計画のことをしっかりと勉強しておくかどうかで、家を建てたあとの生活が良くも悪しくもなることを認識しておくといいですね。

 

「そんなこと言われなくても分かってるよ」と感じられる方も多いと思いますが、実際、資金計画のことを勉強し始めると想像以上に大変で、「めんどくさいから業者にまかせよう」となる人が多いのも事実です。

 

もちろん、分からないことを業者や専門のプロに相談をすることは良いことだと思いますが、「人まかせにする」ことはしないで「自分もしっかりと勉強する」という気持を大切することをおすすめします。

 

なお、当サイトでも、

 

  • 理想の家にいくらかかるか知る
  • 住宅以外にかかる費用を知る
  • 返済可能な住宅ローンの額を知る

 

については、分かりやすく解説していきますので、ぜひ資金計画の勉強の参考にしてみてください。

家族の意向について勉強する

家づくりで最も大切なのは、その家に住む全員が快適に過ごせる家をつくることです。
そのためには家族全員の意向を知ることも、とても重要になってきます。

 

例えば料理好きの奥さんなら、キッチンにこだわりを持ちたいかもしれません。
対面キッチンやおしゃれなアイランド型キッチンなどに、憧れもあるでしょう。

 

奥さんが満足できるキッチンにするためには、キッチンの勉強も必要になります。
キッチンにも様々なタイプがあり、それぞれに使い勝手が違い、メリットもデメリットもありますね。

 

ただの憧れだけでキッチンを選んでしまうと「やっぱりあっちのタイプにしておけばよかった」と後悔することになりかねませので、勉強しておくといいでしょう。

 

例えば、音楽が趣味の息子さんなら、将来ギターを弾きたいと思っているかもしれません。
心置きなく演奏する防音室があると、非常に快適でしょう。

 

そんなとき、「防音室なんて費用もかかり贅沢だからムリムリ」なんて言ってしまうと、せっかくの新築一戸建てに対する息子さんの気持ちが萎えてしまうでしょう。

 

まずは、息子さんの希望を叶えるために防音室のことを調べて勉強をしてから、納得がいく方法を考えてみるといいですね。

 

他にも・・・ 

 

新しい家を建てたらペットを飼いたいと、密かに思っている家族もいるかもしれませんよ。

 

あなた自身も、自分の書斎を持ってウィスキーグラス片手に好きな音楽を聴きながらゆっくり本を読んだりしたいというような夢や希望を持ったりしていませんか?

 

家についての基本知識や、資金計画について勉強することはとても大切です。
しかし実は一番重要なのは、家族がどんな家に住みたいと思っているかを学ぶことでしょう。
全員でよく話し合って意見を出し合うことで、いい家が建つのだと思います。