土地ありの人がこれから家を建てるための費用について

土地ありの人がこれから家を建てるための費用について

 

家を建てるには建設費だけでなく土地の購入費用もかかりますが、土地ありの人はこれが不要となります。ここでは土地取得済みの人が家を建てる際に必要になるお金について、詳しくご説明していきましょう。

 

 

地盤によっては土地改良工事が必要

 

地震や土砂崩れなどの自然災害に強い家を作るには、何よりも地盤が強固であることが大事です。全ての土地に必要になるわけではありませんが、地盤が弱いと判断された場合には必要になる工事です。

 

 

工法には表層改良、柱状改良、鋼管杭工法の3種類があり、それぞれに費用が異なります。最も安いのは表層改良で一般的な広さの住宅で60万円前後、柱状改良は約100万円、鋼管杭工法では120万円ほどかかります。

 

 

工法の他に改良が必要な深度や打込む杭の本数によっても金額には違いが出るため、相場以上にかかることも少なくありません。既に家がある土地の場合は、解体して地盤調査を行わなければ改良工事が必要かどうかの判断もできません。

 

 

そのため、土地改良工事にかかる費用を事前に準備しておくことが大事で、これも含めた資金計画を立てておきましょう。不要であれば外構工事などの費用に回せばよいだけなので、資金を準備しておいても無駄になることはありません。

 

 

足りなくなって慌てるよりは必要なものとして確保しておくことで、建設費用の総額に大幅な差が出ることもないでしょう。

 

建設費以外の出費にも注意

 

家を建てる時にかかる費用のうち、2割〜3割は本体の建設費用以外の出費だと考えておきましょう。平均的な総建設費用は40坪の住宅で3500万円ほどですが、このうち700万円〜1000万円は諸経費や付帯工事費です。

 

 

保有している土地に住宅が建っている場合には解体費用が上乗せされるため、通常よりも付帯工事費が高くなります。解体費用は建設費用と同じく簡単に価格が算出できるものではなく、立地条件によって費用相場が異なります。

 

一戸建てと庭

 

重機が入れない場所は人件費も日数もかかりますし、木造か鉄筋コンクリート造りかによっても相場が違うということです。一坪当たりの目安になる金額は木造住宅で2万円〜4万円、鉄筋コンクリートで3万円〜6万円となります。

 

 

この他にかかる費用としては塀や門などを設置する外構工事、ローンの手数料、火災保険料などがあります。提出する書類には収入印紙を貼る必要もあるため、思った以上に細かな出費が多いと思って良いでしょう。

 

 

これらは現金で都度支払うことになるので、建設費用とは別に自由に動かせるお金をある程度確保しておくことも大事です。

 

家本体の建築費用は3000万円〜3500万円が相場

 

総建築費用の平均額は3000万円〜3500万円と言われており、このうち家本体の建築費用は2000万円〜2800万円となります。坪単価での目安としては70万円ほどと考えられますが、都道府県や工務店、ハウスメーカーによる違いも大きい部分です。

 

 

2000万円台前半では選べる間取りの幅は広いものの、建築資材のグレードはそれほど希望通りにはいかないことが多いようです。

 

 

気密性や防音、遮音など家の機能にこだわるのか、暮らしやすい間取りにこだわるのか希望を絞る必要があるでしょう。

 

新築一戸建て

 

2000万円台後半の予算があれば、機能や間取りにもある程度こだわった家作りが可能です。キッチンやバスなどの設備にかかる付帯工事費に、もう少し比重を置くこともできます。

 

 

最新の設備で生活の利便性や快適性を上げたいという場合は、建設費ではなく付帯工事費の割合を増やすのも良いでしょう。建築費用には資材費だけでなく人件費なども含まれているので、大幅に削減することは難しいとも言えます。

 

 

ただし、どうしても譲れない部分以外で柔軟性のあるプラン作りをすれば、予算内で満足できる家を建てられるはずです。

 

ハウスメーカーや工務店選びで費用に大きな差が

 

定価のない住宅の建設費用は、どこのハウスメーカーや工務店に依頼するかで費用にも差が出ます。ハウスメーカーは会社の規模の大きさや知名度の高さで、安心感があることは間違いないでしょう。

 

 

しかし工務店に比べると費用がかかるのも事実で、それが質の良さの現れとだけは言えない部分もあります。とはいえ、広告費をかけない地元密着型の工務店の方が良い家を安く建てられるとも言い切れないでしょう。

 

 

適正価格の範囲内で希望をできるだけ叶え、満足できる家を建てるためには複数業者から見積もりを取ることが大事です。

 

 

家を建てるためには何千万円も使うことになるので、信頼できる業者を選ぶことが重要なポイントとも言えます。コスト削減のための提案やプロならではのアドバイスをしてもらえる業者探しのためにも、見積もりの比較検討は必須です。

 

 

土地ありで家を建てる場合でも、建築費用以外に多くのお金が必要なことは間違いありません。予想外の出費に慌てないためにも、事前に予算計画は綿密に立てておきましょう。